- 崑崙(Kunlun)
- ニューロモーフィックチップ
- 量子コンピューター
Baidu Create 2018にて、深層学習の特徴である「行列演算」に特化した専用チップ「
崑崙(Kunlun)」の開発を百度(バイドゥ)が発表している。
260TOPSの処理速度を100Wで動作させることに成功している。倍精度ではなく単精度で演算させる。
崑崙で構成されたスパコンが百度社内で稼働しており、機械学習の研究そのものに利用されている。
ニューロモーフィックチップ(脳型チップ)の研究開発は主に清華大学が進めている。
2019年8月、Bo Zhang(张钹)氏率いる「清华大学 类脑计算研究中心」は「
天機芯(Tianjic)」の開発に成功したと発表した。
清華大学は、Googleと技術開発協定を結んでおり、Google本社に勤めている中国人技術者も、この開発に関わっていると見られる。
量子コンピューターは主に
中国科学院,阿里巴巴集団(アリババ),清華大学,中国科学技術大学といった組織が開発を進めている。
2015年7月、アリババは中国科学院と共同で、量子コンピューターの研究施設「
量子信息与量子科技創新研究院」を上海に設置した。
既にアリババ傘下のアリババクラウドが、クラウド上で11Qbitのプロセッサを稼働させるサービスを開始している。
また、中国科学技術大学が「光量子コンピューター」の開発に取り組んでいる。
2020年12月、研究リーダーのPan Jianwei(潘建偉)氏は、プロトタイプ「
九章」の構築に成功し、量子超越性を達成したと主張した。
5千万サンプルのガウシアンボソンサンプリングの解を200秒で求めることができたという。Googleの「Sycamore」より100億倍速いという。
https://science.sciencemag.org/content/early/2020/...